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2018.03.30

人の役にたつことは全て仕事になる

みなさんこんにちは!tetote行政書士事務所です。

 

今日は自分の想いを書きますね。長いです(笑)

 

今の事務所を開業したときに思っていたことがあります。それは、「自分自身が商品である」ということです。

 

例えば、最近の飲食店開業セミナーでもお話させていただいたのですが、お客さんはビールに対してお金を払っているわけではないんです。もしそうだとしたら、酒屋に行って買ってきた方が経済的です。

 

そうではない。お客さんはその店に行くことで気持ちよくなれる。そこに対してお金を払っているんです。だから、気持ちよくなれない店にはもう二度と行かないですよね。

 

つまり、個人店であれば店=オーナー自身が商品となっているんだということをセミナーでは口酸っぱくしゃべります。これだけ言っても、「おいしいお料理を提供すればいずれ人が集まる」という方もいらっしゃいます。でも、それは売る側のエゴであって、お客さんの心理を無視しています。

 

同じことがほとんどの業界で言えると思うんですね。行政書士だろうが整骨院だろうが車販売だろうがミュージシャンだろうが。要は、お客さんに対して一生懸命貢献して、その結果としてありがとうって言ってもらえる。ありがとうという意味でのお金をいただける。

 

そう考えると、商品の考え方が変わります。飲食店の商品は飲食物です。車やさんの商品は車です。確かにそうです。でも、お客さんが「ありがとう」って思うことなら何でも商品になるんです。

 

「あそこの店のオーナーが聞き上手でさ、話を親身に聞いてくれるんだよ。」

「あそこの車やさんのスタッフは全部正直に話してくれて、いつごろ買うと安くなるとか、他社のモデルなのに似たようなモデルを紹介してくれたりしてくれるんだよ。」

 

これ、実は商品なんです。正確には商品の一部、つまり付加価値です。

 

私は付加価値ってことばあまり使いません。っていうより使いたくありません。なぜなら、「付加価値」っていうと商品自体の付加価値を考えがちだからです。パソコンだったら抱き合わせのキャンペーンとか。車だったら1年間修理点検が無料とか。でも、そういうことじゃないんだな~って思っちゃいます。

 

個人的には「あんた私に何をしてくれるの」ってところを大事にしてます。人対人で商売をするときには、売り手自身が実は商品なんだよってことです。言いたいのは。

 

だから、もっと言えば人の役にたつことなら何でも商品にできるということです。商品価値を上げたければ売り手の魅力をいっぱい盛り込むことですね。

 

自分も最近はこういう時間の方が長いんです。例えば、企業する前にその夢を聞かせてもらうとか。企業家ってすごく孤独ですからね。他にも、事業をやるための物件を探してと言われれば探しますし。とにかく自分ができることなら大体なんでもやります。行政書士の業務じゃなくても。だって、お客さんにとっては自分が商品ですから。

 

ということで、「人の役にたつことは何でも仕事になる」というお話でした。それではまた!