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2019.04.18

平成30年度補正予算【小規模事業者持続化補助金】の申請ポイントを解説

 

 

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この記事では平成30年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」の申請のポイントについて解説します。

※注意
記事作成日の平成31年4月18日現在、まだ平成30年度補正予算の小規模事業者持続化補助金は公表されていません。例年の実績をもとに記事を作成してますことをご了承下さい。

小規模事業者持続化補助金とは?

〈小規模事業者持続化補助金とは?〉

小規模事業者持続化補助金は全国の中小企業者を対象に、持続的な発展を支援する目的で行う補助金です。補助率は2/3で上限額50万円までとなっています。
例えば、60万円の補助事業の場合、2/3の補助率なので、40万円が補助されます。したがって、75万円の補助事業を行うと上限額の50万円の補助金が受けられるということになります。

 

〈補助金の対象者は?〉

補助金の対象者は、常時使用する従業員の数が

製造業=20人以下
卸売業・小売業・サービス業=5人以下

の事業者となります。

以下に該当する方は対象外となりますのでご注意下さい。

□風俗営業(キャバクラやスナックなど)
□みなし大企業
□医師
□歯科医師
□助産婦
□組合
□一般社団法人
□一般財団法人
□医療法人
□宗教法人
□NPO法人
□学校法人
□農事組合法人
□社会福祉法人
□創業前の方
□任意団体

 

〈補助金の用途〉

この補助金は用途が広く、看板の設置、販促品の政制作・配布、店内の改装などの持続的な売上UPを目指す事業に使える補助金です。

補助金の採択(交付決定)時期は、例年7月中旬頃で、補助事業期間は交付決定日から同年12月31日までとなっています。

補助金の申請は、事業所を管轄する商工会や商工会議所から申請書類を取得し日本商工会議所に提出します。最寄りの商工会や商工会議所ではなく事業所を管轄する商工会や商工会議所が窓口になります。各商工会・商工会議所で様式が異なるためご注意ください

 

うちも補助金がもらえるの?

この補助金は、申請書類を提出し審査を経て採択ということになります。申請書類を提出した事業者が全員採択されるわけではなく、「この事業者の計画は実効性があり持続的な売上発展に貢献できる」と見込まれた方が採択されます。

また、補助金は実際に計画に記載したとおりに支出した金額に対して後日充当されるものです。ですので、採択後に一括で〇〇万円というお金がもらえるわけではありませんのでご注意下さい。つまり、最初は自腹です。しかも、申請の際に提出した事業計画どおりの内容で事業を行うことが必須です(採択後に事業変更の申請をすることはできます)。例えば、店内の改修工事に充てるために補助金申請したにもかかわらず、「やっぱ複合機を買っちゃおう!」といって複合機を買ったとしても補助金はおりません。あくまでも、計画通りに行ったものについて後払いとなります。

 

申請のポイント

〈申請書類〉

申請書類には以下のようなものがあります。

□申請書(1-1)(単独申請の場合)
□申請書(1-2)(共同申請の場合)
□経営計画書
□事業承継計画書(加点希望者のみ)
□補助事業計画書(3-1)(単独申請の場合)
□補助事業計画書(3-2)(共同申請の場合)
□事業支援計画書(商工会議所が作成)
□補助金交付申請書
□事業承継診断表(商工会議所が作成)
□従業員賃金引上げ計画書(加点希望者のみ)
□買い物弱者取組に関する説明書(加点希望者のみ)
□買い物弱者対策事業推薦書(市町村が作成、加点希望者のみ)
□CD-R又はUSBメモリ(申請書データを記録して提出)

 

〈申請書作成のポイント〉

⑴ 経営計画書作成のコツ

経営計画書の各項目について、以下のような観点で記載すると良いでしょう。

【企業概要】…第三者が御社の概要をすぐ把握できるように簡潔に記載する。
①業種・業態、②設立年月日・業歴・事務所所在地・従業員数、③営業日・営業時間、④売上高・経常利益、⑤商品(サービス)順売上・利益、⑥御社の特徴、の順番で記載するとわかりやすいでしょう。

【顧客ニーズと市場の動向】
①「市場の動向は〇〇となっている。」⇒マーケットがどのような流れになっているのか
②「顧客ニーズは〇〇となっている。」⇒そのマーケットにおいて顧客は何を要求しているのか、また、御社の顧客ニーズはどのような顧客なのか

【自社や自社の提供する商品・サービスの強み】
御社が他社よりも優れている点を書きましょう。品質、スピード、価格など、さまざまな観点で自己分析してみましょう。自分の良いところを挙げるのはなかなか難しいかもしれませんが、優れていると思われていない人に補助金は出ません。

【経営方針・目標と今後のプラン】
大体3~5年後に実現したい目標を数値で書きましょう。また、課題については、目標達成のために行うべき対策を列記すると良いでしょう。そして、今後のプランについては、現在抱えている課題をどのように克服していく予定かを記載しましょう。

 

⑵ 補助事業計画書作成のコツ

補助事業計画書の各項目について、以下のような観点で記載すると良いでしょう。

【販路開拓等の取組内容】
どのように販路開拓をするのか、そして、本当に効果があるのか、という観点で記載しましょう。なぜ効果が出るのかを数値で裏付けできるようにしましょう(商圏・ターゲット・商品・販路開拓内容・なぜそれを行うのか・なぜ効果が出ると予想されるのか、など)。

【補助事業の効果】
各補助事業からどのくらいの集客や売上が見込まれるのか(「客数×頻度×客単価」で計算すると良いでしょう)を数値で表現しましょう。新規客はどのくらい増えるのか、既存客の来店頻度はどのくらい増えるのか、客単価はどのくらい上がるのか、などを分析しましょう。

 

申請上の注意点

⑴ 補助金は後払いです!
補助金は、補助事業が計画通りに完了し、完了後に所定の書類を提出することでようやく交付されます。採択されたらすぐに補助金がもらえるわけではありませんのでご注意下さい

⑵ 補助事業は補助金交付決定通知書の受領後に!
補助事業は補助金交付決定通知書を受領した後に行わないと、補助金を受け取れません。つまり、通知書が来る前にしびれを切らせて着手してしまった分については補助金は充当されないということです。ご注意下さい。

⑶ 補助事業内容を変えたいときは事前承認が必要です!
補助事業は原則として補助事業計画どおりに進めなければなりません。もっとも、事前の承認申請をすることで補助事業内容を変更することはできます。勝手に事業内容を変更して補助事業に着手しても補助金はもらえませんのでご注意下さい。

⑷ 指定期限内に報告書を提出!
補助事業を行ったらそのまま放置せずに、補助事業の報告書を提出します。提出しないと補助金はもらえません。

 

まとめ

以上、小規模事業者持続化補助金について概要を解説しました。いかがでしたでしょうか?補助金はタダではもらえないんですね。補助金申請は、計画策定、申請、審査、採択、事業開始、報告というように、長期的な事業となります。小規模事業者持続化補助金をご検討の方は、まずはしっかりと自信の事業を分析することから始めると良いでしょう。ご参考になれば幸いです!

 

【記事の執筆者】

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